皆さん、こんにちは。社会保険労務士の山田です。
今年も最低賃金の引き上げが決まりそうです。毎年この時期になると、経営者の皆さんは「また上がるのか…」「ウチの会社の給与、大丈夫かな?」と頭を悩ませていることと思います。
最低賃金は法律で決まっているので、「知らなかった」では済まされません。でも、ただ人件費が増える…とネガティブに捉えるだけではもったいない!今回の引き上げを、会社をもっと強くするためのチャンスに変えませんか?
今日は、2025年度の最低賃金引き上げに向け、皆さんが今すぐやるべき3つの準備を、一緒に見ていきましょう。
1. 給与明細と就業規則を総点検!
まずは、会社の「健康診断」をするような気持ちで、給与とルールを見直してみましょう。
- 誰の給与が影響する?
- 一番分かりやすいのは、時給で働くパートさんやアルバイトさんです。新しい最低賃金が、今の時給を上回っていないか、必ず確認してください。
- 「ウチは月給制だから関係ないよ」と思ったら大間違い!月給制の場合も、所定労働時間で割った「時間当たりの賃金」が最低賃金を下回っていないか、計算が必要です。通勤手当や家族手当は計算に入れないので、要注意です。
- 給与計算のルールは大丈夫?
- もし給与の見直しが必要になったら、必ず就業規則や雇用契約書も合わせて変更しましょう。そして、新しい条件は口頭だけでなく、書面で従業員さんにしっかり説明することが大切です。後々のトラブルを避けるためにも、これは必須の作業です。
2. 単なる賃上げで終わらせない!
「最低賃金が上がったから、みんな一律で時給アップ!」これだけでは、もしかしたら社員さんの心は離れてしまうかもしれません。
- ベテラン社員さんの気持ち
- 時給が上がると、どうしても新人とベテランの給料差が縮まってしまいます。「自分はずっと頑張ってきたのに…」と、ベテラン社員さんのモチベーションが下がってしまうリスクもあります。
- 賃上げを「投資」に変える
- この機会に、賃金制度そのものを見直してみませんか?例えば、「頑張ってくれた人にはしっかり評価で報いる」という評価制度を導入したり、特定のスキルや資格を持つ人に手当を出す制度をつくったり。賃上げを「社員さんのやる気を引き出すための投資」と捉えることで、会社の未来が変わります。
3. わからないことはプロに相談!
給与計算や就業規則の変更は、専門的な知識も必要で、正直「面倒だな…」と感じる方も多いと思います。
もし「どうすればいいか分からない」「計算方法が複雑で不安だ」と感じたら、一人で抱え込まずに、ぜひ私たちのような専門家を頼ってください。
皆さんの会社が、この変化を乗り越え、もっと成長していくためのサポートを全力でさせていただきます。
いつでもお気軽にご相談ください。
最後に
今回の最低賃金引き上げは、法律を守ることはもちろんですが、それ以上に「会社と従業員さんの関係を見つめ直す」良いきっかけだと私は考えています。
社員さんが「この会社で働けてよかった」と思えるような、素敵な会社づくりを応援しています。

従業員と共に、成長できる未来を築いていきましょう。
引用元:
- 厚生労働省: https://www.mhlw.go.jp/


